3小陰唇

 大陰唇の内側にあって、前はクリトリスをおおうように始まり、尿道囗や腟口を左右から包み込むようにしています。
後ろは会陰のあたりで終わります。

 顔にある唇と同じものを想像してください。
            
ある程度の厚みをもち、弾力性(だんりょくせい)と伸縮性(しんしゅくせい)に富んでいます。
赤ちゃんのときはほとんどみられないくらいの大きさですが、年齢とともにしだいに発育してきます。
大陰唇同様色素の沈着のため、やや褐色がかってきます。

 形と大きさは個人差があります。大陰唇におおわれてみえないものから、
大陰唇の外側に垂れ下がるほどのものもあります。

「大きすぎて心配だ。奇形ではないか」「左右の大きさ、長さが違う」など、訴えてくる人がいますが、
それぞれに決して異常ではありません。
アフリカのホッテントット族は小陰唇の長さが長いほど、美人の誇りとされていることもあるのですから。

 小陰唇は性的刺激に敏感で、性的に興奮すると充血し、膨張してきます。また、血管組織が豊富なため、
打撲や小さな外傷でも大きくはれ上がり、大血腫をつくることがあります。