妊娠中の食事

妊娠生活の基本は食事です。
バランスのよい食事はやさしいお産を助けます。

サライ
「妊娠中の食事で、大切なことはなんですか?」

先生
「太り過ぎや貧血、妊娠高血圧症候群を引き起こさないように、
塩分控えめで栄養バランスのよい食事をすることが大切です。
妊娠・出産には、特にカルシウムと鉄分が必要なので、
普段より多くとるように心がけましょう」

サライ
「カルシウムと鉄分ですか?」

先生
「おなかの赤ちゃんにカルシウムをあげてしまうと、
妊婦さんのカルシウムが不足して、骨がスカスカになったり、
歯が弱くなったりします。鉄分が不足して貧血が続くと、
めまいや息切れがしてパワーがでないし、出産時のトラブルの
原因になったりします。

それから、近頃問題になっているのが、ダイエットで
やせ過ぎの妊婦さん。胎児の発育が悪くて出生時の体重が
不足すると、赤ちゃんが将来、生活習慣病になりやすいと
いわれています」

サライ
「どうすればいいですか?」

先生
「母槻学級などで、妊娠中の食事こついてよく学んで、
毎日の生活の中で実行しましょう。

 太り過ぎも、やせ過ぎも、妊娠・出産によくありません。
つわりのおさまる5ヵ月頃から食事に気をつけて、
しっかり体重管理をしてください」