基礎体温の意味

 人間が(女だけでなく男も)、一定時間安静を保ったあとに、安静の状態ではかった体温を基礎体温といいます。
 人間が何もしないで息をし、一定の体温を保ち、皮膚呼吸をし、全身に血液を循環させるだけのために使われる
エネルギーの基礎代謝は、発生する熱量の指標なのです。

 起き上がって、歩いたり、仕事をしたり、からだを動かせば、からだの新陳代謝が起こり、体温は上昇します。
 一日のうちでも、十分な睡眠をとって目ざめた朝の体温はいちばん低く、一日働いたあとの夕方や夜の体温は高くなります。
また、女性の場合は、1日の日内変動のほかに、特別、ホルモンの作用によって、だいたい28日周期の変化がみられます。
 温度差といっても、その差はほんの0.55度ぐらいのものです。