勃起

今までのやわらかく垂れ下がっていた陰茎が、ムクムクと頭をもたげて長さが通常の1.5~2倍になり、
膨張して直径も2倍になったときを勃起したといいます。
中に骨または軟骨でも入っているのではないかと思えるほどにかたくなります。

 この勃起は、ペッテングなど外陰部に与えられた知覚、刺激、エロチックな映画や写真をみたり、
セックスのことを想像したりしたときの大脳皮質の刺激が、神経線維を通って、脊髄勃起中枢に達し、
ここから今度は、陰茎の血管や神経や筋群に勃起するようにと命令が下ります。

 それまでやおらかかった海綿体の中の血管の動脈の関門が開いて、血液がどっと流れ込み、
そこから出ていこうとする静脈の関門は皆閉じられるので、血液はますますプールされて、徐々にペニスは大きくかたくなります。

 垂れ下かっていたのが、少しずつ上を向いて、水平面に対して10代なら60~65度、
20代で45度、30代で30度、40代では0度(直立したからだに対して垂直になる)、50代でマイナス20度(下向きになる)
というデータが出ていますが、これはあくまでも平均値で、個人差があるものです。